アルケミラモリスはバラ科ハゴロモグサ属(アルケミラ属)の多年草である。
原産地はヨーロッパ東部からトルコ、コーカサスにかけてである。
ヨーロッパでは古くからハーブとして知られる西洋羽衣草(セイヨウハゴロモグサ:Alchemilla vulgaris)と同属である。
こちらのほうが英名をレディスマントル(lady's mantle)というのだが、日本では本種がこの名前で出回っている。
草丈は60~80センチくらいである。
葉は心臓形で浅い切れ込みが入り、互い違いに生える(互生)。
葉の色は灰緑色である。
茎の上部につく葉には柄がなくて茎を抱き、表面には毛が生えている。
開花時期は6~7月である。
茎先から散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、黄緑色の小さな花をたくさんつける。
花には花弁はなく、花弁のように見えるのは萼片である。
萼片が4枚あり、その間に小さな副萼片が4枚ある。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Alchemilla mollis
★黄緑の小花びっしり敷き詰めて
ヒロインなのとアルケミラモリス
花図鑑
by sikino-hana
| 2009-07-01 05:44
| 夏の花
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