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姫金瘡小草(ヒメキランソウ)

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姫金瘡小草(ヒメキランソウ)はシソ科キランソウ属の多年草である。
九州の長崎県から沖縄にかけて分布し、海岸近くの草地や岩場に生える。
海外では、台湾にも分布する。
草丈は5~20センチくらいである。
茎は匍匐して横に広がる。
根際から生える葉は倒披針形で、ロゼット状に広がる。
葉の質は肉質で、艶がある。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3~10月くらいである。
沖縄では周年開花をする。
葉の脇に長さ10~15ミリくらいの濃い青紫色をした唇形の花を1つずつつける。
花の色は、紅色を帯びるものや白いものもある。
「姫」の名がつくが、花は金瘡小草(キランソウ)と同じくらいかそれよりも大きい。
花冠は5つに裂ける。
上の2枚の裂弁がいちばん小さい。
下の3枚の裂弁のうち真ん中のものが大きく、中央部に2つの斑点がある。
写真は5月につくば植物園の「琉球の植物展」で撮った。
学名:Ajuga pygmaea


★南国の砂浜埋めて咲くという
 姫金瘡小草に彼の地を思い

姫金瘡小草(ヒメキランソウ)_d0125765_5492357.jpg

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by sikino-hana | 2009-06-11 05:50 | 夏の花
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