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橘擬き(タチバナモドキ)

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橘擬き(タチバナモドキ)はバラ科トキワサンザシ属の常緑低木である。
原産地は中国の西南部である。
日本へは明治時代に観賞用として渡来した。
庭木や生垣として愛好されている。
また、鳥が好んで実を食べるため野生化をし、本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布している。
樹高は1~3メートルくらいである。
幹や枝には鋭い棘がある。
葉は細長い楕円形で堅く、縁はやや内巻きになる。
縁は成木にはぎざぎざがない(全縁)が、若木にはぎざぎざ(鋸歯)があることもある。
葉は互い違いに生える(互生)が、短い枝では束になって生える(束生)。
開花時期は5~6月である。
小さな白い花が総状に集まってつく。
実は11月ころに橙色に熟する。
名の由来は、実の色が橘(タチバナ)に似ていることからきている。
細葉常磐山査子(ホソバトキワサンザシ)の別名がある。
ピラカンサは、常磐山査子(トキワサンザシ)、ヒマラヤ常磐山査子(ヒマラヤトキワサンザシ)、橘擬き(タチバナモドキ)などの総称である。
常磐山査子(トキワサンザシ)の実は赤く、ヒマラヤ常磐山査子(ヒマラヤトキワサンザシ)の実は更に赤い。
花の写真は6月に千葉県野田市の清水公園花ファンタジアで撮った。
実の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Pyracantha angustifolia


★いっぱいに橘擬きは花咲かせ
 これがなければ実もならぬのと

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by sikino-hana | 2008-12-16 06:14 | 果実
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