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当帰(トウキ)

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当帰(トウキ)はセリ科シシウド属の多年草である。
本州の山地に自生し、北海道や奈良で栽培される。
草丈は50~80センチくらいである。
茎は赤紫色を帯び、毛は生えていない。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は2つか3つに深く裂ける。
開花時期は7~9月くらいである。
茎先に複散形花序を1個出し、花径5~6ミリの白い小さな花をたくさんつける。
散形花序というのは、茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく花序のことである。
複散形花序というのは、たくさん出た枝先に小さな散形花序がつくというように散形花序が組み合わさってできている。
複散形花序は、セリ科の多くに見られる特徴である。
全株に芳香がある。
根を乾燥させたものを生薬で当帰(とうき)と言い、婦人科疾患の薬とされる。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Angelica acutiloba


★パラソルを開いたように白い花
 土の下には恵みを秘めて

当帰(トウキ)_d0125765_685240.jpg

花図鑑
by sikino-hana | 2008-06-13 06:18 | 夏の花
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