小豆梨(アズキナシ)はバラ科ナナカマド属の落葉高木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の斜面などに生える。
海外では、中国にも分布する。
和名の由来は、実が梨(ナシ)に似て小さいというところからきている。
別名を秤の目(ハカリノメ)ともいう。
樹高は10~15メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の表面は緑色、裏面は淡い緑色である。
葉にははっきりとした側脈がある。
開花時期は4~6月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花径は10~15ミリくらいで、花弁数は5枚である。
写真は5月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Sorbus alnifolia
★びっしりと白い花つけ小豆梨
実のなるころにまた来てみてね
花図鑑
by sikino-hana
| 2008-05-24 05:40
| 夏の花
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