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川萵苣(カワジシャ)

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川萵苣(カワジシャ)はゴマノハグサ科クワガタソウ属の越年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、川岸や田の畦などに生える。
萵苣(チシャ)はキク科の植物でレタスのことである。
川に生えて食用になるというのが川萵苣(カワジシャ)の名の由来である。
若葉は食用にされる。
環境省のレッドデータブックでは、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は20~60センチくらいである。
茎は淡い緑色をした円柱状で、直立し上部で枝分かれをする。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は軟らかく、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は5~6月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花をたくさんつける。
花径は3~5ミリくらいで、花冠は4つに深く裂ける。
裂片には淡い紫色の筋が入る。
雄しべは2本、雌しべは1本である。
写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Veronica undulata


★柔らかな茎と葉っぱでのほほんと
 水ぬるむころ川萵苣の咲く

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花図鑑
by sikino-hana | 2008-05-09 06:08 | 夏の花
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