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大川萵苣(オオカワジシャ)

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大川萵苣(オオカワジシャ)はゴマノハグサ科クワガタソウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパからアジアにかけてである。
現在では日本の各地に帰化していて、湿地や川岸などに生える。
日本原産の川萵苣(カワジシャ)に比べて大きいというのが和名の由来である。
なお、萵苣(チシャ)はキク科の植物でレタスのことである。
川に生えて食用になるというのが川萵苣(カワジシャ)の名の由来である。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄はなく、茎を抱く。
葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)が、間を空けてつく。
葉は波打っており、毛は生えていない。
開花時期は4~7月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紫色の花をたくさんつける。
花径は4ミリくらいで、花冠は4つに深く裂ける。
雄しべは2本、雌しべは1本である。
英名はウォータースピードウェル(water speedwell)である。
スピードウェルはクワガタソウの仲間のことである。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Veronica anagallis-aquatica


★水の中ずんぐり立った花見れば
 それと分かるよ大川萵苣は

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花図鑑
by sikino-hana | 2008-05-01 06:06 | 夏の花
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