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白神鍬形(シラガミクワガタ)

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白神鍬形(シラガミクワガタ)はゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草である。
青森県と秋田県の県境にある白神山地に分布し、岩石地や草地に稀に生える。
分類上は深山鍬形(シラガミクワガタ)の変種とされている。
両者の違いは葉の様子にあるという。
草丈は15~25センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は三角状の卵形で、茎の下部に集まってつく。
葉の先はやや鈍頭で、縁には規則的なぎざぎざ(鋸歯)がある。
重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)になるものもある。
開花時期は4~5月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの淡い青紫色をした花を10~20輪くらいつける。
花冠は深く4つに裂ける。
2本の雄しべと雌しべが長く突き出ている。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Pseudolysmachion schmidtianum subsp. senanense var. shiragamiense


★花見ても違いはあまりわからぬが
 個性を示す白神鍬形
白神鍬形(シラガミクワガタ)_d0125765_5593660.jpg

花図鑑
by sikino-hana | 2008-04-25 06:00 | 春の花
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