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花蘇芳(ハナズオウ)

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花蘇芳(ハナズオウ)はマメ科ハナズオウ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
日本へは江戸時代の初期に渡来した。
今では北海道から九州まで庭木として植えられている。
日本では高さ2~5メートルの低木だが、中国では15メートルの高木になるという。
葉は円いハート形で光沢がある。
開花時期は4月である。
まだ葉が展開する前に紅紫色をした蝶形の花を枝や幹一杯に咲かせる。
また、鈴なりの豆果は、落葉後も枝に残ってなかなか落ちない。
名の由来は、この花の色を赤色染料である蘇芳(スオウ)の木を用いた蘇芳染めの色に譬えたものである。
なお、ハナズオウ属には、西洋花蘇芳(セイヨウハナズオウ)、アメリカ花蘇芳(アメリカハナズオウ)などがある。
西洋花蘇芳(セイヨウハナズオウ)は、ユダの木とも呼ばれる。
俳句の季語は春である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Cercis chinensis


★遠目にも目映く咲いて花蘇芳
 春の知らせは紅紫や

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花図鑑
by sikino-hana | 2008-04-21 05:54 | 春の花
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