立坪菫(タチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
漢字では「立壷菫」とも書く。
北海道から沖縄にかけて分布し、山野に普通に生えるスミレの代表種である。
草丈は5~20センチくらいである。
茎にも葉にも毛は生えていない。
毛の生えているものは毛立坪菫(ケタチツボスミレ)という。
茎は斜上する。
葉は心形で、長さは縦横ともに2~3センチである。
葉の先は少し尖り、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
托葉(葉のつけ根にある付属体)は披針形で、櫛の歯のように深い切れ込みがある。
開花時期は3~5月である。
花径は15~20ミリくらいで、花の色は淡い紫色が中心である。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は6~8ミリくらいで、紫色を帯びる。
写真は3月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Viola grypoceras
★比べてもよくはわからぬ菫だが
焦ることなく覚えていこう
花図鑑
by sikino-hana
| 2008-03-23 14:10
| 春の花
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