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藪柑子(ヤブコウジ)

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藪柑子(ヤブコウジ)はヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木である。
北海道の南部から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
また、庭木や盆栽とされる。
海外では、台湾や朝鮮半島、中国にも分布する。
縁起物としてお正月の寄せ植えなどにも使われることから十両(ジュウリョウ)とも言われる。
古名を山橘(ヤマタチバナ)という。
江戸時代に盛んに改良が行われ、変わり葉などの園芸品種がたくさんある。
樹高は10~20センチくらいである。
地下茎を伸ばして増える。
枝には棘がある。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~8月である。
葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径5~8ミリくらいの小さな白い花をいくつか下向きにつける。
合弁花で、花冠は5つに裂ける。
実は直径5~10ミリくらいの球形で、10月ころに赤く熟する。
俳句の季語は冬である。
花の写真は11月に小石川植物園で撮った。
実の写真は12月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Ardisia japonica


★首傾げやっと見つけた藪柑子
 また来てみれば鳥に運ばれ
藪柑子(ヤブコウジ)_d0125765_631449.jpg

花図鑑
by sikino-hana | 2007-11-29 06:08 | 果実
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