大待宵草(オオマツヨイグサ)はアカバナ科マツヨイグサ属の越年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
園芸用に栽培していたものが逸出し、日本全国で野生化をした。
ただし、近年はその後に渡来した近縁種の雌待宵草(メマツヨイグサ)に押されて減少している。
草丈は50~150センチくらいである。
茎は直立をし、毛がたくさん生えている。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面の葉脈上には毛が生える。
開花時期は7~9月くらいである。
花は夕方に開き朝にはしぼむ黄色い一日花である。
花径は大きく、6~8センチくらいある。
花弁はハート形で4枚ある。
花の真ん中には柱頭が4つに裂けた長い雌しべがあり、その周りに8本の雄しべがある。
雌待宵草(メマツヨイグサ)のほうは花径が2~3センチと小さい。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Oenothera erythrosepala
★恋模様そっと見つめて待宵草
つく溜息に月も微笑み
花図鑑
by sikino-hana
| 2007-09-29 05:03
| 秋の花
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