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笠萓(カサスゲ)

笠萓(カサスゲ)_d0125765_103844.jpg

笠萓(カサスゲ)はカヤツリグサ科スゲ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、水辺や湿地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンなどにも分布する。
草丈は40~100センチくらいである。
葉は幅4~8ミリの線形である。
開花時期は4~7月である。
先のほうにつく雄花は茶色っぽく、下のほうにつく雌花は緑色である。
花の後にできる実は小堅果である。
実は結実しないことが多い。
葉が丈夫なので萓笠などをつくるのに利用されたため、この名がつけられた。
別名を蓑萓(ミノスゲ)という。
これも同様に蓑をつくるのに用いたところからきている。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の dispalata は「分割した」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Carex dispalata


★水際を生めて笠萓花盛り
 いいのこれでも花は花よと

笠萓(カサスゲ)_d0125765_10382421.jpg


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花・ガーデニング
by sikino-hana | 2014-05-03 10:39 | 春の花
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