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富士菊桜(フジキクザクラ)

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豆桜(マメザクラ)はバラ科サクラ属の落葉低木ないし小高木である。
日本固有種である。
フォッサマグナ要素の植物で、富士山や箱根を中心とした山地に分布する。
このため別名を富士桜(フジザクラ)という。
富士菊桜(フジキクザクラ)はその園芸品種である。
園芸品種ではあるが、原木は実際に静岡県富士宮市の天子岳にあったもので、1962年に発見された。
その後、1977年に同市の大石寺に移植され、1981年に品種登録された。
特徴は名前の通り菊咲きをすることである。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
葉は小形の倒卵形ないし卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、つけ根は円形ないし楔形である。
縁には鋭い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
柄は長さが1センチくらいで軟毛が生える。
表面にも裏面にも毛が生える。
開花時期は4月である。
葉の展開に先立って開花する。
花の色は白く、花弁数は50枚から300枚くらいある。
花径は3センチ前後の中輪である。
萼片は幅の広い三角形、萼筒は太い鐘形である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の incisa は「鋭く裂けた」という意味である。
写真は4月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Prunus incisa 'Fujikikuzakura'


★小さくも菊咲きをする富士桜
 華麗ながらも自然の溢れ

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花・ガーデニング
by sikino-hana | 2014-04-20 14:49 | 春の花
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