プロテア・キナロイデスはヤマモガシ科プロテア属の常緑低木である。
プロテア属は、南アフリカを中心に115種くらいが分布する。
本種の原産地は南アフリカの西ケープ州である。
南アフリカ共和国の国花とされている。
英名はキングプロテア(king protea) である。
また、YListでは英名を踏襲したキングプロテアを標準和名としている。
日本では切り花やフラワーアレンジメントに利用されている。
樹高は1~2メートルである。
枝は硬く、赤色を帯びる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で分厚い。
葉には長い柄がある。
自生地での開花時期は5~6月くらいである。
木の先に球形の頭状花序(枝を介さずにたくさんの花がまとまって咲く)を出し、たくさんの花が集まった集合花をつける。
花序径は20~30センチくらいある。
花の色は白やピンクで、周りを総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)が囲んでいる。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
属名の Protea はギリシャ神話に登場する海神「プロテウス(Proteus) 」の名からきている。この属に幅広い変異のあることから自在に姿を変えるプロテウスにちなんで名づけられた。
種小名の cynaroides は「チョウセンアザミ属(Cynara)に似た」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
下の写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Protea cynaroides
★咲く花と蕾を比べてみるだけで
得心が行く変化の姿
花図鑑
植物図鑑
|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|