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コダマギク

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コダマギクはキク科ヤマハハコ属の多年草である。
ヒマラヤ山脈の固有種である。
中国の南西部からアフガニスタンにかけて分布し、高山の岩礫地に生える。
アナファリス・トリプリネルビスの変種である。
この変種にだけ和名があるのが不思議だが、恐らく日本の学者が何らかの関与しているのであろう。
和名といっても一般に知られているわけではないので、漢字でどう書くのかもわからない。
学名のアナファリス・トリプリネルビス・モノケファラで表示するものもある。
草丈は40~60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には灰白色の軟毛が生える。
開花時期は7~8月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い苞に包まれた黄色い花(頭花)をつける。
頭花には舌状花はなく、筒状花だけからなる。
属名の Anaphalis はギリシャ語の「Gnaphalium(ハハコグサ)」からきている。語中の文字を並べ替えて作った。
種小名の triplinervis は「3つの脈のある」という意味である。
変種名の monocephala は「一輪咲きの」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Anaphalis triplinervis var. monocephala


★ヒマラヤの岩場に生えるモノケファラ
 ドライフラワー思わすように

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花・ガーデニング
by sikino-hana | 2013-08-12 10:48 | 夏の花
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