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人参木(ニンジンボク)

人参木(ニンジンボク)_d0125765_951424.jpg

人参木(ニンジンボク)はクマツヅラ科ハマゴウ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
日本でも庭木として植栽されている。
和名の由来は、葉が朝鮮人参(チョウセンニンジン)に似ていることからきている。
樹高は1~3メートルくらいである。
葉は手のひら状の複葉で、向かい合って生える(対生)。
1組の葉は3~5枚の小葉で構成される。
小葉の形は幅の広い披針形(笹の葉のような形)で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~8月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、紫色の小さな花をたくさんつける。
花冠は筒状で、先が5つに裂ける。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
黒く熟した実は生薬の牡荊子(ぼけいし)といい、感冒薬とされる。
属名の Vitex はラテン語の「vieo(結ぶ)」からきている。この属の1種の枝で篭を編んだことから名づけられた。
種小名の negundo はサンスクリット由来で「3ないし5の数」という意味である。
変種名の cannabifolia は「アサ属(Cannabis)のような葉の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Vitex negundo var. cannabifolia


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 人参木はいま花盛り
人参木(ニンジンボク)_d0125765_9512285.jpg

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花・ガーデニング
by sikino-hana | 2013-07-05 09:52 | 夏の花
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