沢鵯(サワヒヨドリ)はキク科フジバカマ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、日当たりのよい湿地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ベトナム、タイ、マレーシア、インドなどにも分布する。
草丈は40~90センチくらいになる。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8~10月である。
花(頭花)は薄紫色ないし白で、たくさん集まって散房状(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)につく。
1つの花は5つの筒状花で構成される。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Eupatorium は小アジアのポントス王「Eupator」の名にちなむ。この属のある植物を薬用にしたことから名づけられた。
種小名の lindleyanum はイギリスの植物学者「リンドレー(J. Lindley)の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Eupatorium lindleyanum
★咲く姿じっと見つめてほしいよと
澤鵯の声が聴こえて
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by sikino-hana
| 2012-09-12 15:42
| 秋の花
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