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肥後菫(ヒゴスミレ)

肥後菫(ヒゴスミレ)_d0125765_8125843.jpg

肥後菫(ヒゴスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の秋田県から九州にかけて分布し、山地に日当たりのよい場所に生える。
草丈は7~10センチくらいである。
無茎種である。
葉は5つに裂け、それぞれの裂片はさらに細かく裂ける。
叡山菫(エイザンスミレ)の葉も裂けるが、こちらは3つに裂ける。
開花時期は4~5月である。
花の色は白く、紫の筋がある。
花径は15~20ミリくらいで、少し香りがする。
側弁という下の2枚の花びらには少し毛が生える。
萼の付属体が長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の chaerophylloides は「(セリ科の)カエロフィルム属(Chaerophyllum)に似た」という意味である。
品種名の sieboldiana は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Viola chaerophylloides f. sieboldiana


★すっきりと涼しげに咲く肥後菫
 春の歓び歌うがごとく
肥後菫(ヒゴスミレ)_d0125765_8131987.jpg

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by sikino-hana | 2012-04-19 08:17 | 春の花
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