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柴柳(シバヤナギ)

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柴柳(シバヤナギ)はヤナギ科ヤナギ属の落葉低木である。
本州の関東地方南部から愛知県にかけて分布し、山地や道端、礫地などに生える。
日本固有種で、フォッサマグナ要素の植物の1つである。
樹高は1~3メートルくらいである。
樹皮は灰褐色ないし褐色である。
枝は水平に出て、先がやや垂れ下がるものが多い。
葉は披針形で先が尖り、互い違いに生える(互生)。
若葉は紅色で裏面に白い毛が生えるが、やがて緑色になり毛も落ちる。
開花時期は3~4月である。
葉の展開と同時に開花をする。
雌雄異株である。
雄花穂は黄色で直立し、長さは4~5センチでブラシのように見える。
雄花には雄しべが2本ある。
雌花穂は緑色で長さは10センチくらいあり、先が垂れて尻尾のように見える。
雌花の花柱は短く、柱頭は2つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を石柳(イシヤナギ)ともいう。
属名の Salix はケルト語の「sal(近い)+lis(水)」からきている。水辺に多いことから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った雌花穂である。
学名:Salix japonica


★どこにでもある木ではない柴柳
 尻尾のような花穂たらして
柴柳(シバヤナギ)_d0125765_10173053.jpg

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by sikino-hana | 2012-03-05 10:20 | 春の花
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