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蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)

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蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)はキク科ヨモギギク属の多年草である。
北海道に分布し、海岸沿いに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリアなどにも分布する。
分類上は、ヨーロッパ原産の蓬菊(ヨモギギク)の変種とされている。
両者を区別しない見解もある。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は羽状に深く切れ込み、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~9月くらいである。
花径1センチくらいの筒状花だけからなる黄色い花(頭花)をたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
別名を蝦夷の蓬菊(エゾノヨモギギク)ともいう。
属名の Tanacetum はラテン語の「tanazita(不死)」からきている。
種小名の vulgare は「普通の」という意味である。
変種名の boreale は「北方系の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Tanacetum vulgare var. boreale


★めずらしい花の姿できらきらと
 輝き放つ蝦夷蓬菊
蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)_d0125765_10322582.jpg

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by sikino-hana | 2011-09-15 10:34 | 秋の花
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