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西洋松虫草(セイヨウマツムシソウ)

西洋松虫草(セイヨウマツムシソウ)_d0125765_9412142.jpg

西洋松虫草(セイヨウマツムシソウ)はマツムシソウ科マツムシソウ属の一年草である。
原産地は南ヨーロッパである。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
草丈は30~100センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、羽状に裂ける。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~10月である。
花の色は元々は暗い紫色だが、改良が進んで青、ピンク、白、黄色などのものがある。
日本原産の松虫草(マツムシソウ)に比べて花弁は短く、中心部の頭状花も周辺の花弁も密で盛り上がっている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名のスカビオサの名でも流通している。
属名の Scabiosa はラテン語の「scabiea(疥癬)」からきている。この属の植物に皮膚病に効くものがあることから名づけられた。
種小名の atropurpurea は「暗い紫色の」という意味である。
写真は7月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Scabiosa atropurpurea


★こんもりと花の茂みを見せながら
 松虫草は涼しげに咲き
西洋松虫草(セイヨウマツムシソウ)_d0125765_9414412.jpg

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by sikino-hana | 2011-09-10 09:43 | 秋の花
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