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百日紅(サルスベリ)

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百日紅(サルスベリ)はミソハギ科サルスベリ属の落葉高木である。
原産地は中国南部である。
日本へは江戸時代に渡来した。
漢字では「猿滑り」とも書く。
和名の由来は、樹皮が剥げやすく幹がツルツルしているので「猿も滑る」というところからきている。
樹高は3~10メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7~10月である。
別名を百日紅(ヒャクジツコウ)というが、これは花期の長さからつけられた名である。
枝先に円錐花序(花序の枝が枝分かれし、全体が円錐状に見える)をつける。
花序のつけ根のほうから咲き始め、次第に先まで花を開く。
1つ1つの花は、花びらは6枚で縮れており、萼は筒状で6つに裂ける。
花の色はピンクや白、紅紫色などで、花径は3~4センチくらいである。
実は丸いさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、種子には翼がある。
俳句の季語は夏である。
属名の Lagerstroemia はスウェーデンの生物学者「ラジェストロエム(M. von Lagerstroum)さん」の名からきている。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
写真は8月に三郷市で撮った。
学名:Lagerstroemia indica


★切っ先は天を睨むか百日紅
 紅を燃やして褪せることなく
百日紅(サルスベリ)_d0125765_1114584.jpg

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by sikino-hana | 2011-08-04 11:03 | 夏の花
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