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小判小茄子(コバンコナスビ)

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小判小茄子(コバンコナスビ)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草である。
原産地はヨーロッパで、河原や空き地などに生える。
戦後にグランドカバー用として導入したものが逸出し、野生化している。
北海道、神奈川県、岡山県などに分布し、道端や荒地などに生える。
草丈は10~60センチくらいである。
全体に毛は生えていない。
茎は地面を這って横に広がる。
葉は幅の広い卵形ないし卵円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は4~7月である。
茎の中部の葉の脇に黄色い花を普通は1つずつつける。
花冠は先は5つに深く裂けて平らに開く。
裂片の形は卵形である。
萼片は5枚、雄しべは5本である。
葉の両面や花冠には小さな黒い腺点がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
洋種小茄子(ヨウシュコナスビ)、西洋小茄子(セイヨウコナスビ)などの別名がある。
日本には近縁種の小茄子(コナスビ)が自生する。
属名の Lysimachia はマケドニア王「リュシマコス(Lysimachus)」の名からきている。
種小名の nummularia は「硬貨形の」を意味する。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Lysimachia nummularia

★面白い名前もらって意気高く
 一面に咲く小判小茄子
小判小茄子(コバンコナスビ)_d0125765_7523542.jpg

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by sikino-hana | 2011-07-09 07:53 | 夏の花
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