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蔓人参(ツルニンジン)

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蔓人参(ツルニンジン)はキキョウ科ツルニンジン属の蔓性多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低地や山地の林の中や林の縁などに生える。
他の植物に絡みついて伸び、草丈は2、3メートルになる。
葉は細長い楕円形で互い違いに生える(互生)が、側枝の先には3、4枚が集まってつく。
葉の裏面は粉白色となる。
蔓や葉を傷つけると白い乳液が出る。
また、触れると青臭い臭いがする。
開花時期は8月から10月である。
花冠は幅の広い鐘形で下向きに咲き、先は5つに浅く裂けて反り返る。
花の色は白緑色で、内側に紫褐色をした筋や斑がある。
花冠の長さは3センチくらいである。
萼片は5枚である。
雄しべは5本で、花粉を出した後に先が3つに裂ける。
和名の由来は、根の形が「朝鮮人参」に似ているところからきている。
別名を爺蕎(ジイソブ)という。
「ソブ」というのは木曽の方言で「そばかす」を意味し、「爺さんのそばかす」といった意味になる。
これは近縁種の婆蕎(バアソブ)と対比してつけられた名だという。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Codonopsis lanceolata


★目立たない色に気づかず通り過ぎ
 見つけた妻に呼び戻されて

蔓人参(ツルニンジン)_d0125765_7485734.jpg

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by sikino-hana | 2010-09-25 07:49 | 秋の花
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