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丸葉薄荷(マルバハッカ)

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丸葉薄荷(マルバハッカ)はシソ科ハッカ属の多年草である。
原産地はヨーロッパの地中海沿岸地方である。
日本へは栽培用として渡来したものが逸出し、野生化している。
野生化が確認されたのは明治時代の初期だという。
名の由来は、丸い葉を持つ「薄荷」であることからきている。
英名はアップルミント(apple mint)といい、林檎(リンゴ)のような香りがする。
草丈は30センチから80センチくらいである。
地下茎を伸ばして繁殖する。
茎の切り口は四角形で、細かな毛で覆われている。
葉は十字状に向かい合って生える(対生)。
葉に柄はなく、茎を抱く。
形は幅広い楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉脈はへこんでいて、皺が目立つ。
裏面は柔らかな毛で覆われ、香りの成分を出す腺点がある。
開花時期は7月から10月である。
茎先に3センチから6センチくらいの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白ないし淡い紅紫色の唇形の花をつける。
花冠の先は4つに裂ける。
雄しべは4本あり、そのうち2本が長い。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Mentha rotundifolia


★柔らかな葉が醸し出すムードよく
 アップルミントの香り爽やか

丸葉薄荷(マルバハッカ)_d0125765_525233.jpg

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by sikino-hana | 2010-09-22 05:26 | 秋の花
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