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浜虎の尾(ハマトラノオ)

浜虎の尾(ハマトラノオ)_d0125765_5501037.jpg

浜虎の尾(ハマトラノオ)はゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草である。
日本固有種である。
鹿児島県の甑島から沖縄県にかけて分布し、海岸の岩場に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎は円柱形で、直立ないし斜上をする。
茎には毛は生えていない。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は肉質で分厚く、艶がある。
葉の先は丸く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉のつけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の小さな花をたくさんつける。
花は下から上へと咲きあがる。
花径は8ミリから10ミリくらいで、先は4つに深く裂けて平らに開く。
萼片は4枚である。
雄しべは2本、雌しべは1本で、花冠から突き出る。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Pseudolysimachion sieboldianum


★南海の小島にそっと咲くという
 浜虎の尾は色透き通り

浜虎の尾(ハマトラノオ)_d0125765_5503143.jpg

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by sikino-hana | 2010-09-17 05:51 | 秋の花
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