蝦夷塩竃(エゾシオガマ)はゴマノハグサ科シオガマギク属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山から高山の草地に生える。
草丈は20センチから60センチくらいである。
茎は円柱形で直立する。
葉は三角状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
先はやや尖り、つけ根は切形(突き出る部分はなく直線的に切れている形)をしている。
葉の縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は7月から9月である。
上部の葉の脇に黄白色の唇形をした花を1つずつつける。
花冠は長さが15ミリくらいで、上唇は細長く尾状に尖る。
下唇は浅く3つに裂け、真ん中の裂片は小さい。
写真は8月に八幡平で撮った。
学名:Pedicularis yezoensis
★地味だけどよく見てみれば個性的
蝦夷塩竃は花びら捻り
花図鑑
by sikino-hana
| 2010-08-20 06:05
| 夏の花
|
|