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蝦夷花忍(エゾハナシノブ)

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蝦夷花忍(エゾハナシノブ)はハナシノブ科ハナシノブ属の多年草である。
北海道と本州北部の日本海側に分布し、山地の林の中や草原に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎には短い毛が生えている。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉は披針形ないし広い披針形で9対から12対あり、細長い。
開花時期は5月から8月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い青紫色の花をつける。
花径は10ミリから12ミリくらいで5つに裂け、先はへこむか尖る。
名の由来は、葉が忍(シノブ)というシダに似ているところからきている。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Polemonium caeruleum ssp. yezoense


★降る雨に俯き咲くか花忍
 晴れる日もあるその日を待とう

蝦夷花忍(エゾハナシノブ)_d0125765_5363367.jpg

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by sikino-hana | 2010-06-15 05:37 | 夏の花
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