灰の木(ハイノキ)はハイノキ科ハイノキ属の常緑小高木である。
本州の近畿地方から九州にかけて分布し、山地に生える。
和名の由来は、灰が染色に利用されたことからきている。
樹高は4メートルから7メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に伸び、縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は薄い革質で、表面にはやや艶がある。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの白い花をたくさんつける。
花冠は5つに深く裂ける。
萼片も5枚である。
雄しべはたくさんあり、雌しべは1本である。
実は卵形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、秋に黒紫色に熟する。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Symplocos myrtacea
★灰の木の名前は聞いていたけれど
花は初めてとても賑やか
花図鑑
by sikino-hana
| 2010-05-04 06:34
| 夏の花
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