田村草(タムラソウ)はキク科タムラソウ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山地の草原などに生える。
草丈は30~150センチくらいである。
茎には多数の縦線があり、上方で疎らに枝分かれをする。
葉は大形の細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)
葉は羽状に深く切れ込むが、刺がない。
開花時期は8~10月である。
茎先に紅紫色の花(頭花)を上向きにつける。
花は薊(アザミ)によく似ている。
舌状花はなく筒状花だけで構成される。
花の下にある総苞は細長い三角状である。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名 Serratula coronata var.insularis
★薊かとふと思わせる田村草
棘はないよと笑み送られて
花図鑑
by sikino-hana
| 2009-09-14 05:35
| 秋の花
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