人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 白髭草(シラヒゲソウ) 小車(オグルマ) >>

紀ノ国鈴掛(キノクニスズカケ)

紀ノ国鈴掛(キノクニスズカケ)_d0125765_5485247.jpg

紀ノ国鈴掛(キノクニスズカケ)はゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草である。
和歌山県南部の固有種で、串本町と古座川町だけで確認されている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
和名の由来は、「紀ノ国」に産し山伏装束の「鈴掛」に似るというところからきている。
草丈は1メートルくらいである。
茎は細くて斜上し、短い曲がった毛が生える。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖る。
葉の質は厚く、艶がある。
開花時期は9~10月くらいである。
葉の脇から円柱状の花序を出し、白い花をたくさんつける。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Veronicastrum tagawae


★咲き初めの初々しさに目を細め
 しばし見とれる紀ノ国鈴掛

紀ノ国鈴掛(キノクニスズカケ)_d0125765_549776.jpg

花図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
by sikino-hana | 2009-08-26 05:50 | 秋の花
<< 白髭草(シラヒゲソウ) 小車(オグルマ) >>